ニンジン 輸入ニンジンは、やっぱり台湾産から始まりました

煮込み料理、煮物、炒め物、和え物、サラダ等 色々な料理に使える重宝な野菜であるニンジン。
β-カロチンを豊富に含む緑黄色野菜のエース、抗酸化作用でがん、生活習慣病を予防すると言われます。

ニンジンの栽培は冷涼な気候を好みます、暑すぎず、寒すぎず。栽培適温は 15 ~ 22℃です。
冬の栽培は難しく、輸入ニンジンは台湾産から始まりました。
しかし、輸入開始した30年程度前は台湾の在来種しかなく、又、加工用原料として使用していた為、
太くて大きなものが好まれており、直径10㎝程のある大きなものが輸入されていました。

その後、国内では、向陽2号が幅を利かせるようになると、ニンジン臭さの少ない品種が好まれるようになり、
輸入ニンジンでさえ、品種にこだわるようになりました。

国産ニンジンの全出荷量は年間 約56万トン 輸入ニンジンは、増えて約9万トンあります。
30年前の輸入ニンジンは、約1,000トン程度でした。

輸入ニンジンが、中国産が主流になったのは1998年から、この年より一挙に中国産だけで2万トンを超えます。
現在では、産地リレーによって年中、輸入されるようになり、スーパーマーケットでは出回らないものの、
業務用野菜としては、輸入ニンジンがある程度の地位を確立したと言えます。

栽培技術の進歩が速いのか、技術指導が上手いのか、中国でも、台湾でも、
国産と区別するのが難しいほどの品質のものが出来上がっています。

青果ご担当者様、青果バイヤーの皆様へ、
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