玉葱 雲南省玉葱は、端境期を埋める産地になりました。

剥き玉葱原料となる秋収穫の甘粛省の玉葱も、長期保存が出来るというものの、
どうしても終盤は品質が劣化していきます。
歩留まりの低下と冷蔵庫代は、剥き玉葱業者の負担になります。

そこで、甘粛省の貯蔵の終わりと春収穫のものとの端境期を埋める産地の開発が進められます。
そうです、雲南省です。2月~4月に収穫出来る産地です。

雲南省は、南に位置し広東省と同緯度のところですが、標高が高い事より、年中温暖な気候です。
昆明で標高1892mですので、相当高いところにあります。
工夫すれば、季節を問わず色々な作物が栽培出来ます。

只、日本へ輸出するには、遠い。
上海から昆明まで2,780㎞ 飛行機で3時間~4時間かかります。
中国国内の輸送でも時間が掛かるのに、皮付き原料のままでは、日本までの輸送には耐えられません。

それでも、中国の玉葱業者は諦めません。
何とか沿岸地域まで、雲南省から貨車で輸送し、沿岸地域で2次選別して、冷蔵コンテナで輸出します。
その後、剥き玉葱が主流になると、剥く段階で不良品は除かれますので、雲南省の原料でも遜色ない剥き玉葱が出来上がるようになりました。
又、今では、柔らかい在来種から、堅いアメリカ品種へどんどんと切り替わり、ひとつの産地として雲南省は成り立つようになりました。

春収穫のほんの少し前を 雲南省産が埋めるようになったという事です。

青果ご担当者様、青果バイヤーの皆様へ、
剥き玉葱のご用命は、首舜(スペソン)へお願いします。
ご用命、ご相談、何なりと、まず ℡ 078(381)5656 へお電話下さい。