輸入業務 生鮮野菜輸入の仕事で貿易を知ろう#2

通関業者が選定出来れば、海外の仕入先と契約を交わし注文して貨物の輸入です。

相手国によっては、輸入できない野菜があるので、輸入可能な野菜かどうかは事前に確かめておきましょう。
ほとんどの野菜は輸入出来ますが、かぼちゃやナス、ピーマンなど果菜類は、輸入できない国が多いので注意しましょう。

野菜の種類、数量、値段、到着日が決まれば、貨物が到着までに、輸入書類を仕入先より取り寄せます。

Invoice, Packing List, B/L, Phytosanitary Certificate(植物検疫証明書)、
まずはファクスでコピーを取り寄せます。
品目によっては、特恵関税(他国より関税が安い)が適用されているものであれば原産地証明書が必要な場合があります。

植物検疫証明書は オリジナルが必要です。

L/C(信用状)での取引では銀行経由で決済してから、
オリジナルB/L(船荷証券)を入手し、日本の港の船会社に持ち込んで貨物が引き取れるというものでした。
B/Lは、船会社が発行する預り証みたいなものです。
到着した貨物を誰にでも渡せないようにする仕組みです。

輸出業者はお金の決済できた後に、オリジナルB/Lを輸入者に渡すと、不払いのリスクは無くなります。
しかし、生鮮野菜の輸入では、近隣諸国との取引が多い事もあって オリジナルB/Lを待つまでに貨物が到着する事がほとんどです。
よって、輸出業者と信頼関係が築けたなら、支払は外為の現金振り込み(T/T)にして、B/Lも元地回収してもらい、
『元地回収済み』の印が押されてたB/Lコピーで輸入者なら、貨物は引き取れます。
(L/Cの仕組みは、少し複雑ですので 又、後日)

書類が揃えば、通関業者へ郵送 または ファックスをして渡し、書類の不備が無いかチェックしてもらいます。
て英語で書かれているので、戸惑いますので、通関業者に事前にチェックしてもらうのが賢明です。

我々 輸入業者の仕事の2つ目は、船積書類を正しく入手する事です。

次回は、港に貨物が到着したところより お話します。

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