パプリカ 生鮮輸入野菜の輸入金額1位はパプリカ
パプリカが、生鮮野菜として初めて輸入されたのは、オランダからで1993年でした。
当時は、パプリカという名称はほとんど浸透しておらず、ジャンボピーマン、ベルペッパーと呼ぶ方が、
業界でも通用し易い珍しい野菜でした。
又、ピーマンを生で食べるなんて出来るのかと、誰しもが思ったはずです。
折しも、『料理の鉄人』がこの年に放送開始されます。
皆さん覚えておられますか、番組のオープニングで、鹿賀丈史さんが黄色のパプリカをガブリとかぶりつくのを。
テレビの影響力は凄く、瞬時に存在は広がったと思います。
しかし当時は未だ高かったので、多くのスーパーマーケットでは取り扱っていませんでした。
その1993年にオランダから473トン C&Fベースで2億6千万円程度輸入されました。
その後、並行してニュージーランド・サウジアラビアから、1995年に韓国からも輸入されるようになり、
徐々に輸入数量が増えてきます。
なんと今では4万トンを超えC&Fベースで154億円(2016年輸入統計)に達しました。
生鮮輸入野菜の金額ベースでは、昨年度 玉葱を超え堂々の1位の品目まで成長しました。
ところでパプリカもBell Pepper と呼ぶように、胡椒でもないのに ピーマン・唐辛子をPepperと呼ぶのは なぜか?
これは、15世紀に胡椒を求めて新大陸を発見したコロンブスが、
原住民の香辛料であるChili(古代メキシコ アステカの言葉でトウガラシの一種を指す)をヨーロッパへ持ち帰り、
Chili Pepperと呼んだところからだそうです。
胡椒は、コショウ科コショウ属のつる性植物で原産は、インド
ピーマン・唐辛子・パプリカは、ナス科トウガラシ属の植物で原産は、中南米
コロンブスは、インドに行って胡椒を持ち帰ろうとしたのに、アメリカ大陸に着いてトウガラシを持ち帰ったという事になります。
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